チーズの話


 <前ブログnoteからの転載です>

こんばんは
みなさんチーズはお好きですか?私はチーズの安い国に住むのが夢です
ブッラータおいしいよね
チーズケーキならスフレよりニューヨークが至高

が、今回はそのチーズの話ではなく読書感想文です

少し前にうちの教会の某女子がおすすめしているのを聞き気になっていた本です

『チーズはどこへ消えた? 』
スペンサー・ジョンソン(扶桑社)

発刊当初から話題になっていたかと思いますが、一切興味がわかず笑
おすすめを聞いてそれならばといまさらながら、kindle unlimitedで発見したので読んでみました

自分でわざわざ本を買って、となるとハードル高いけど、「ちょっと試しに」で気軽に読めるからおすすめですkindle unlimited
おかげで積読たまってます

閑話休題、
分類としては「ビジネス書」や「自己啓発」になると思います
タイトルや表紙から子ども向け、または青少年向け?とか思っていましたが、読んでみた感想としては、社会を走ってきて出来上がったいい年した大人に向いてるんではないかと

今回は、読書感想文回です
(読書感想文って、各学生のころいちばん苦手だった課題)

思ったより長くなっちゃったので初めて目次機能を使ってみた

内容紹介

本の構成としては、全編物語調で

<序>:いい年した大人たちが同窓会で集まり、そのうちの1人が「そういえばみんなにおすすめしたいストーリーがあるんだ」と導入と解説
<本>:「チーズはどこへ消えた?」という寓話本体
<結>:寓話本体を聞いた仲間たちがそれぞれの感想を話し合う

という感じで分量も多くないのでサクッと読めます

大事なのはもちろん<本>のところで、前後はその内容を深く理解して落とし込むための解説という形

そしてぜひ、成熟した大人たちには、いったん<序>は飛ばして先入観や答えがない状態で<本>を先に読んで自分の感想を考えてみてほしいなと思います

メインの寓話「チーズはどこに消えた?」は、
超巨大迷路に住む、ネズミサイズの2人の小人(ただしサイズだけの違いで他は全て我々と同じ)と、2匹のネズミ(ただのネズミ、ただし小人2人とコミュニケーションは取れる模様)が、迷路内のどこかにあるという幻の超絶美味しくて一生かかっても食べきれないほどのチーズの山のありかを探し回るという話
伝説のチーズの山ではなさそうだけど、大きなチーズの山を見つけたところから2人と2匹の行動が変わり運命が変わる

このへんから感想とか

この2種の違いがポイントで、
動物的に、ある意味非効率的に単調に探すネズミたち
動物であるが故にチーズの山を一度見つけてもルーティーンは変えない
考えられるから戦略的に探索できるけれど考えすぎてしまう小人たち
2種でも違うし、またネズミどうし、小人どうしでも個性が違う

その違いが、同じ出来事(そこそこのチーズの山の発見)に対面した時に行動を変え結果を変えるようになる
4人(2人と2匹)とも個性が違うので、4人と自分を見比べていいところ悪いところを「自分にはこの人と似た性質がある」とか「ここは全く自分と違う」とか客観的に見つけられれば、組織において、社会において、大きく見るなら人生において、いかに自分が成長しより良く生きていけるかのヒントになるんじゃないかと思います

この、「客観的に」っていうのが大事なポイントなんじゃないかなと個人的には思うんですが、たいていの人は自分の悪い面は目をつぶって良いように評価したくなってしまう
大人になったらなおさら
それができたのがヘムで、できなかったのがホーではないかと

「自分が見たいように自分を見る」のではなく「正確に自分を把握する」ことが、より良い(理想の)自分に近づく第一歩なんじゃないかなーと思いました

変化しないことは停滞ではなく下降、と言うけど自分の見たいように都合よくだけ自分を見ることも思考停止につながるんじゃないかなと

ということで、
頭凝り固まらずにいきたいですね
というのがわたしの感想です

凝り固まった大人も、まだまだ柔軟な若者も、機会があったら読んでみてください!
(これが機会になったらうれしいな)

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